共働き家庭が多くなりましたね。家計の安定のためにも、自己実現のためにも、女性が仕事をしたい!と思った時にいつでもできる環境であることが一番なのですが、気になるのは、子どものことです。
共働きでも問題がない理由としてよく聞かれるのが、「子育ては接する時間の長さではない」「子どもが愛されている実感があれば大丈夫」「接する時間が濃ければ関係がない」ということ。
自分の実感としても、「本当にそう!」なのですが、これがなかなか難しい...。悩みに悩んだ末、短時間勤務に変更しました。
「パパママがフルで働きながら子どもへの影響を最小限にする」のが難しい側面を、自身の体験からお伝えしたいと思います。
1、 子どもの性格
フルタイムで働いても大丈夫かどうかは、子どもの性格にも寄ると思います。保育園までは先生たちのケアがあるので大丈夫としても、問題は就学してから。学校生活や学童になじめなかったり、ママの目が離れている間に問題行動を起こしたり。特に低学年のうちは、繊細な子ほど、見守りの必要性を強く感じます。
2、習い事への影響
保育園や学童に通っている子の場合、親の支えを必要とする習い事をさせづらいです。プールや習字など、その場に行って習うだけのものなら大丈夫。しかし、ピアノやバイオリンなど毎日の練習が必要なものが難しいのです。
フルタイムのママが、30分~1時間の練習についてあげるのは至難のワザ。
しかし、ピアノの先生によると、「ママがついてあげている子の伸びは全然ちがいます!」とのこと。そして、小学校5年生くらいまで見てあげるのが理想なのだそうです。(あくまでもピアノの場合ですが。)
私も習うからにはしっかり基礎を積んでほしいと思っているため、なるべく練習を見てあげるようにしています。しかし、忙しいと、やはり負担に感じます(^_^;)
3、親の余裕
子どもにしっかり向き合うことで、子どもへの影響を最小限に抑える、というのは、本当にその通りだと思います。
ただフルタイムだと、親の余裕がそんなにないので、神対応は難しい...。
食事などを用意しながら、子どもの話を聞いたり、勉強を見てあげる...。理想のママ像はしっかりあるんです。それなのに現実は、「ねえねえ~」「ねえねえ~」「うるさーい」。
なぜにこにこママになれるほどの度量が持てないのか!とよく自分が嫌になったものです。
4、子どもの抱える問題に気づかない/対処できない
子どもが抱える問題(例えば、いじめや学力低下)に気づかなかったり、気づいても対処しなかったり、というのは、関わる時間もそうですが、親の余裕がないところからも来ていると思います。
学童の先生をしている知人によると、「間違った字を書いても平気でいる子がいる。授業についていけないから、よけいにやる気がなくなっている」といっていました。
学童の先生は基本、勉強を教えてはいけないそうですが、みかねた知人は注意するそうです。しかしその子は、「いいんだよ~」といって、聞かないそうです。ママも気にしないので、そのままの状態。
子どもが小さいうちは、親が見てあげると、俄然やる気になりますね。でも、親が自分のことだけでせいいっぱいになってしまうと、手取り足取り見てあげるのが難しくなって、放置してしまいがちになることもあるかもしれません。
◆まとめ
ここ数年は、共働きのむずかしさを痛切に感じた日々でした。夫は子どもとよく関わっていましたが、なにせ就労時間が長いし、週6日勤務という時もあり、子どものメンタルケアや学力ケアはなかなかできないのが現実です。
我が家では、上の理由から、母親の就労時間を短縮して対応しました。子どもが大きくなったら、フルタイムにもどろう、子どもが低学年のうちはできる限りのことをしてやろう、と思ったのです。それが本当に良い結果をもたらすのかは、子育てが終わってみてからでないと分かりません。
しかし、子どもはいじめ問題から解放され、私自身子どもの心が前よりは分かるようになって、不安感が減りました。(収入的にもだいぶ...(*_*))
今後、政府の支援がどれだけ増えても、ママの子育てに対する葛藤は100%解消されることがない問題です。でも、親の葛藤は子どもに愛情があるから生まれることなので、良い事としてとらえ、今自分にできる最良のことをしていきたいですね。
◆忙しいパパママの味方になってくれる、子どもの新しい学び方もあります。
子ども二人育てながら在宅でフルタイム稼働中。
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日々の生活の中で、気になることがどんどんでてきます。良いと思うことは即実行、問題があると思う点はやり方を変えるようにしています。
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